第2回(2020/7)


夏休み自由研究イベント

 毎年、夏休みになるとエコールリーブルの一大イベント「夏休み自由大研究」を開催しています。このイベントは子どもたちが夢中になって、楽しく学べる企画をコンセプトとして企画をしています。2019年度は4講座を別日で開講し、1講座2時間程度で完結できるような企画にしました。講座の内容は多様で、身近なものを使った実験、ものづくり、食育などがありました。

(下図が昨年度のチラシです。)

講座の一例として201988日に行われた「ドライアイスで実験しよう!」を紹介します。この講座では普段スーパーなどで貰えるドライアイスの性質に着目し、いくつか実験をしました。具体的には約-79 ℃の冷たさでコインや食器が震える実験、pH指示薬を使った水溶液の色の変化の実験、シャボン玉を使った実験など、たくさんの実験をしました。下図はものが震える実験をしている様子で、ものが細かく振動し、高い音を発する様子を楽しみながらも、なぜ金属のスプーンは震えるのに、プラスチックのスプーンは震えないのかを考えました。 子どもたちはコンセプト通り夢中になって活動しており、自分から「これとこれ混ぜてもいい?」「これってなんでこうなるの?」などとプログラムとして用意している事柄を超えた質問してくれて、学びの深い活動になりました。

[実験企画では薬品や火、ガラス器具を用いることもありますが、予備実験にて安全性を確認した後、企画担当者はもちろんのこと、サポートとして複数人の学生が講座に参加し、最大限安全に配慮しつつ活動をしています。また、食品を扱う企画では必ず事前に食品アレルギーを保護者の方にお聞きし、配慮しています。]

昨年度末には夏休みの枠にとらわれず、春休みにも自由研究企画の開催を検討していましたが、新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止することになってしまいました。そんな中、エコールリーブルとして何かできることは無いかと考え、2018年度に開催された「チーズをつくってみよう!」の内容をお家でもできるようにアレンジしたワークシートを作成し、公表しました。

(下記がそのワークシートです)

 今後もこの「夏休み自由大研究」はエコールリーブルを代表するイベントとして、子どもたちが楽しく夢中になって学べるように、学生一同アイデアを出して続けていきたいと思います。

(かとり)